FrontPage
News
最新書評
4/1朝日新聞読書面で『不妊を語る――19人のライフストーリー』をご紹介いただきました。
最新刊
オリヴァー・ヘヴィサイド ヴィクトリア朝における電気の天才 その時代と業績と生涯
ポール・J・ナーイン著 高野善永訳/A5判 上製 576頁/
本体価格:5000円/ISBN:978-4-87525-288-7

人知れず歴史のなかに埋もれてしまっている天才はどれほどいるのだろうか。
19世紀末から20世紀初頭を駆け抜けたオリヴァー・ヘヴィサイドもまたその一人である。無職で独身、独学の「奇人」、オリヴァー・ヘヴィサイドがはじめて現在の形式に導いた「マクスウエル方程式」なしには、現在の電気技術・通信技術の目覚ましい発展は考えられなかっただろう。
本書はヘヴィサイドに魅せられた訳者が見つけ出した数少ないへヴィサイドの伝記である。職につくことをせず、社会的なしがらみを大胆に遮断し、断固として自らの志を貫いた彼の大胆な生き方に魅了される人は多いはずである。
合気深淵 フォースを追い求めた空手家に舞い降りた青い鳥・眞法
炭粉 良三著/46判 並製 208頁/本体価格 1600円/
ISBN:978-4-87525-289-4

「合気? そんなものありえない!」
そう思っていた空手家が、見事に合気=冠光寺眞法の技で投げ飛
ばされ、はや三年。
その奥義を求める旅も終わりに近づいた。個々人が悟る「真実」
と、だれしもが理解できる「事実」とのはざまで足掻いた旅とでも
いえようか。
この間、著者は次々に新しい境地・ありえない事実を経験。しか
しそれは著者だけではない。
多くの同志も次々に新しい道を探り当て、冠光寺眞法一門はいま
や日本の武道界で確たる地位を獲得しつつある。本書はその現状報
告と人を活かす未来への道に突き進む一門の門出の書でもある。
目次
第一部 合気群像 -フォースを追い求めた者達の宴
第二部 保江邦夫を解く
第三部 合気完結 -フォースを追い求めた空手家の流浪終了、そして久遠の旅へ
不妊を語る 19人のライフストーリー
白井千晶著 / A5判 並製 320頁/本体:2800円
/ISBN:978-4-87525-287-0

不妊を経験した19人の女性が語る「わたしの」ライフストーリー。そこには見過ごされがちな「人生(life)としての不妊」「生活(life)のなかの不妊」が立ち現れる。不妊当事者・家族だけでなく、助産師・看護師・医師など医療関係者にも必読の書。
もくじ
はじめに
1章 もったいなくて毎周期AIH。今は子二人
2章 流産は子から拒否された気持ち。娘は二番目で長女
3章 自然妊娠の子が三人いるが「もしかしたら不妊」
4章 ワーキングマザーの夢。治療優先でキャリアダウン
5章 排卵誘発で品胎、苦渋の減数手術
6章 ダウン症候群は染色体が「一本多い分」くらいのプラスアルファ
7章 継子を育てているのに、夫は「他人の子は育てられない」と特別養子に反対
8章 「マラソン選手がゴールに倒れ込むように」終止
9章 卵の質が問題で受精卵ができず。逆にすっきり
10章 特別養子縁組二人。親になりたかった
11章 男性不妊・二子ありでも「私は生殖能力に欠けた女」
12章 子どもがいないからこそ、ひとかどの人にならねば
13章 自然妊娠できないから10人産んでも不妊です
14章 夫の兄の精子で人工授精。夫に似た子がほしかった
15章 「原因を知りたくない」から「治療を進めたい」へ
16章 女でありたいという思いも。枯れるってむずかしい
17章 不妊治療をやめたとはまだ言いたくない
18章 田舎の旧家の長男。親族養子を考えつつ後悔しないため一度だけ体外受精
19章 セックスレスは不妊にも属さない気がして疎外感
おわりに ―― ライフストーリー研究という観点から
うつ病治療と現代アメリカ社会 日本は何を学べるか
川西結子著/ 46判並製 232頁/ 本体 1800円
ISBN 978-4-87525-286-3

ここ数年、さまざまなストレスによる日本人の心の病に関する報道が途切れることはない。一説には100万人ものうつ病患者あるいはその予備軍がいるといわれている。そしてようやく「心のケア」という概念が一般の人々にも広まりはじめてきたかに見える日本社会。
一方映画やTVのドラマの日常のなかに頻繁にセラピストが顔を出すアメリカではどうなのだろうか?
精神治療の先進国に見えるアメリカの現状から日本は何かを学べるのだろうか?
著者は「うつ病治療」なかでもミドルエイジクライシスと呼ばれる世代に焦点を当て、さまざまな状況、職業のうつ病患者たちにインタビューするなかでアメリカのうつ病治療の現状を探り、さらに現代のアメリカが抱える医療問題をもあぶりだす。アメリカ、ニューヨーク市からの渾身のレポートである。