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内なる異性――アニムスとアニマ
E.ユング、笠原嘉・吉本千鶴子訳/46判140頁、1500円/ISBN4-87525-062-2
●アニムスとは女性の内なる男性的要因、アニマは男性の内なる女性的要因。神話・夢や文学上のアニムス・アニマ像を追求。
自然現象と心の構造――非因果的連関の原理
C.G.ユング・W.パウリ、河合隼雄・村上陽一郎訳/46判270頁、口絵6頁、2000円/ISBN4-87525-061-4
●精神界と物質界を探求した著者たちによるこの世界と科学の認識を論じた異色作。
日本人英語で大丈夫――たった2つ直せば
村上雅人著/新書判160頁、660円/ISBN4-87525-208-0
●日本人英語から通じる英語へ――そのコツを伝授。
内蔵助、蜩の構え
津名道代著/46判454頁、2800円/ISBN4-87525-209-9
● 赤穂退去ののち身を置いた洛外・山科で内蔵助の内部に育っていったものは――実において敗れ、虚で勝つ。
力を負わぬ者・鈍な者・腰抜けている者が、実の世の敗者の立場に堅く立ち、三千大千世界の唯中を凛々と駈ける小さな蜩に似た志があるだけだ。これを刻むのは永遠なる心の世界だ。心の世界=三千大千世界の構造は「実」と「虚」を合わせたものだ。だが、蜩の声や、梅や潮の香は、姿なき「虚」でいて、反って「実」の世をいのち薫ぜしめる。
ことばは味を超える――美味しい表現の探求
瀬戸賢一編著/46判316頁、2500円/ISBN4-87525-212-9
●エッセイ、車内の吊広告、グルメ雑誌、ネット、漫画などのことばの海にとびこんで繊細微妙な味を見分け、嗅ぎ分けた味の言語学。
沈黙と自閉――分裂病者の現象学的治療論
松尾 正著/46判276頁、2000円/ISBN4-87525-119-X
●フッサール現象学から斬新な他者論を展開、精神療法における沈黙の意義を例証。従来の分裂病観に根底的批判を投じた論争の書。
小児自閉症
B. リムランド、熊代永・星野仁彦・安藤ひろ子訳/A5判308頁、4000円/ISBN4-87525-086-X
●医学の立場から小児自閉症の正しい定義と診断、最新の研究情勢を紹介する。診断用チェックリスト付。
中学生の精神衛生――調査と事例研究
池田由子編著/46判250頁、1800円/ISBN4-87525-115-7
●多彩な臨床事例と大規模な精神衛生調査から、強いストレス下にある中学生の内景を捉える。問題行動の背後の広がりを指摘し、警鐘を鳴らす。
骨髄移植の現場から
野村正満編/46判208頁、1650円/ISBN4-87525-155-6
●骨髄バンクの現状、移植の可能性と限界、化学療法との比較など治療の選択法を示す。いのちと医療を考える・連絡会のフォーラムの報告から。
跳べ!白血病の息子よ
橋本明子著/46判244頁、1650円/ISBN4-87525-160-2
●息子の発病を機に母親は骨髄バンク運動を始めた。しかしバンク設立と入れ替わるように息子は逝ってしまった。その闘病と運動の同時進行ドキュメント。
いつか見たゆめ
立原えりか・文秋山さと子・絵/A4判46頁、カラー17頁、2000円/ISBN4-87525-080-0
●夢の世界の絵とメルヘンで紹介し、意識と無意識の境界に遊ぶ。弥永信美の仏訳と矢川澄子のエッセイを付す。
病気と治療の文化人類学 【品切】
波平恵美子著/46判260頁、2000円/ISBN4-87525-098-3
●それぞれの社会で多彩な意味づけがなされている病気。シャーマニズムやユタ信仰、ツキモノ信仰を具体例に、疾病観と社会構造の照応を考察。
出産の文化人類学 【品切】――儀礼と産婆[増補改訂版]
松岡悦子著/46判172頁、1650円/ISBN4-87525-140-8
●自然で、その人らしいお産は可能か。未開・伝統社会の出産儀礼や産婆の聞き書き、さらに西欧の病院分娩の調査から、新たな「産みの思想」を問う。
子ども時代の内的世界
F.G.ウイックス、秋山さと子他訳/46判372頁、2500円/ISBN4-87525-097-5
●両親の無意識が子どもにいかに破壊的な影響を与えているか。現代の子どもの問題を考える豊かな示唆に富むユング絶賛の書。
父親は子どもに何ができるか
岡宏子編/46判172頁、1500円/ISBN4-87525-159-9
●優しさの時代に家族はどう変わっていくのか。子供の発達に及ぼす父親の役割を、原ひろ子、中川志郎、清水将之、馬場一雄、下村健一の討論から。
人間化――考える心と詩的言語の誕生
小嶋謙四郎著/46判212頁、2000円/ISBN4-87525-166-1
●動物としてのヒトから「ひと」への心的過程を、フロイト、ピアジェ、ジェラール、ラカン、西田幾多郎らのテキストの新たな解読から浮き彫りにする。
しあわせ眼鏡
河合隼雄著/46判260頁、1400円/ISBN4-87525-186-6
●みんなが望む「しあわせ」をテーマに、思索を重ねた59編のエッセイ集。読む者に、ちょっとした「しあわせ」と、ものの見方・考え方、生き方のヒントを。
柳田国男/児童読み物集(全3巻)
庄司和晃監修・笠原正夫挿画/A5判上製、平均260頁
●戦中・戦後にかけて子ども向けに書かれた作品を現代化。新たな多数の図版と注を加え、忘れられたくらしの歴史を身近な生活の中から説き明かしていく。小学5年から。
村と学童/植垣一彦解説/「母の手まり歌」「マハツブの話」「親捨て山」「三角は飛ぶ」「三度の食事」「棒の歴史」を収録。物にはすべて歴史がある。それはなぜ、どのように変わってきたのか。2500円/ISBN4-87525-134-3
■品切れ■火の昔/小田富英解説/灯火の種類やその変遷。発火法や火の保存法、炉端の作法など、火打石から電気の使用にいたるまで、日本の火の文化と、そこに込められた人々の想いを描き出す。2800円/ISBN4-87525-139-4
少年と国語尾崎光弘解説/耳言葉など、子どもの言葉の世界をとらえた「少年と国語」「蟻地獄と子ども」のほか、日本人の心の世界を描いた「二十三夜塔」「千駄焚き」「祭りのさまざま」を収録。2800円/ISBN4-87525-145-9
胞衣(えな)の生命(いのち)
中村禎里著/46判200頁、1800円/ISBN4-87525-192-0
●後産として産み落とされる胎盤や膜はエナといわれ、けがれたものとみる一方で新生児の分身ともみなされ、その処遇に多くの伝承や習俗を育んできた。
犬にきいた犬のこと――ラスティ、野辺山の二年
河田いこひ著/46判176頁、1400円/ISBN4-87525-194-7
●ちょっと注意深く観察すれば犬はいろんなことを語りかけ、幸せを与えてくれる。野辺山の四季を背景に犬と人間の共生のあり方をつづったエッセイ。
寅さんの民俗学――戦後世相史断章
新谷尚紀著/46判190頁、1165円/ISBN4-87525-176-9
●現代の民話とも言える「寅さん」シリーズに、激動する世相がはっきりと刻印されている。楽しくも哀しい、ドラマさながらの生きている民俗学。
ビスマルク――生粋のプロイセン人、帝国創建の父
E・エンゲルベルク著、野村美紀子訳/A5判800頁、10000円/ISBN4-87525-170-X
●日本以上に複雑な分裂国家ドイツの維新を、緻密な計算と強固な意志で遂行し、20世紀世界の構図を築く。国際的評判の伝記。
複雑系とオートポイエシスにみる文学構想力――一般様式理論
梶野啓著/46判190頁、1600円/ISBN4-87525-183-1
●物質・生命・精神の各次元を超えて、宇宙のすべてが、共通の8基本モードを内在させていることを、文学の発想システムの比較検討からから証明。
ゑびすの旅――福神学入門
大江時雄著/46判350頁、口絵1頁、2800円/ISBN4-87525-108-4
●七福神の中で唯一日本的な神・エビス。ひな祭、エビス祭などの古俗から記紀神話まで、福神誕生のドラマを追った日本文化の古層への旅。
100歳を生きる――老化との戦い
読売新聞大阪本社編/46判251頁、1400円/ISBN4-87525-107-6
●全国初の百歳老の生活実体調査と、老化の科学の最前線から、長寿の秘訣を探る。また各地のグループ活動や施設の現状などを紹介。
日本女性解放思想の起源――ポスト・フェミニズム試論
山下悦子著/46判240頁、1600円/ISBN4-87525-124-6
●自明視される「抑圧史観」を捨て、明治から戦後主婦論争までの「女性」を巡る言説空間を検証。母性原理・男女共生原理志向の欺瞞性を衝く。
ガンは治るか――治療と研究の最前線
読売新聞大阪本社科学部編/46判172頁、1500円/ISBN4-87525-152-1
●転移のコントロール/遺伝子治療/温熱療法/放射線療法/化学療法など、希望を抱かせる最新情報をわかりやすくレポート。
ここまできた生と死の選択
読売新聞大阪本社社会部<いのち>取材班/46判224頁、1650円/ISBN4-87525-148-3
●誕生から死まで、生命制御の技術が次々に開発され、現代人の生き方が問われている。日本と世界の動きを総力取材。
学習障害児と家族のために(全2巻)
R.A. ガードナー著、上野一彦訳/A5判平均100頁
●近年中もっくを集めている微細脳機能障害児をどう快癒させていくのか。両親向け(I)と子ども向け(II)の分冊。
I:両親へ――1200円/ISBN4-87525-167-X
II:子どもたちへ――1200円/ISBN4-87525-168-8
板東ドイツ人捕虜物語
林啓介・バーディック他著/46判252頁、1200円/ISBN4-87525-092-4
●第一次世界大戦後、4000人のドイツ人捕虜が日本に5年間滞在。脱走を敢行する一方、第九交響曲の日本初演やソーセージ、菓子、農産物、土木工事などの先進文化を伝えた。
神と空
島田裕巳著/46判256頁、2000円/ISBN4-87525-177-7
●宗教をめぐる二つのパラダイムの対比のもとに、日本社会の宗教的特質を鮮やかにとらえ、神なき社会の行方を問いかける。
認識のレトリック
瀬戸賢一著/46判252頁、2000円/ISBN4-87525-182-3
●ことば・認識・行動を軸に人々の生の姿を描き出す、ニューレトリックの新しい展開。話題作『レトリックの宇宙』の増補改訂版。
占いと神託
M.ローウェ・C.ブラッカー編、島田裕巳他訳/46判平均376頁、口絵12頁、2800円/ISBN4-87525-100-9
●宗教と呪術の狭間で研究対象とされることのない領域。チベット、中国、日本など世界各地を例に考察。
家族の構造・機能・感情――家族史研究の新展開
M.アンダーソン、北本正章訳/46判192頁、1600円/ISBN4-87525-123-8
●「アリエスインパクト」以降、激増した西欧家族史研究は何を明らかにしたか。人口動態・感情・世帯経済研究法と今後の課題。
親子関係の進化――子ども期の心理発生的歴史学
L. ドゥモース、宮澤康人他訳/46判290頁、2800円/ISBN4-87525-133-5
●西洋の子育てを子殺し的様態から助力的様態への歴史進化の過程と捉え、闇に葬られた子どもたちの姿を蘇らせた刺激的な本。
いま 宗教をどうとらえるか
宗教社会学研究会編/46判256頁、2330円/ISBN4-87525-147-5
●学際的な研究者集団として多大な足跡を印した研究会の総括。「宗教の時代」を読み、今後の研究課題を提出する。
現代真理論の系譜――ゲーデル、タルスキからクリプキへ
山岡謁郎著/46判270頁、2200円/ISBN4-87525-173-4
●ゲーデル以降の真理論は天才たちの仕事によって驚異的な結果が生み出された。その発展をオリジナルな業績を中心に批判的に辿った入門書。
<知>のパトグラフィー――近代文学から現代をみる
吉本隆明・町沢静夫著/46判196頁、1400円/ISBN4-87525-114-9
●芥川龍之介・宮沢賢治・横光利一・太宰治を近代を映しだす鏡として、そこに個人の資質の病を超えた日本近代の傷痕を見いだす。対談。
笑ってわかるデリバティブ――金融工学解剖所見
保江邦夫著・北村好朗画/46判216頁、1200円/ISBN4-87525-196-3
●デリバティブとは,数学など持ち出さなくとも,要するにこういうもの――とグラス片手に,卑近な例を肴に納得していただこうというのがこの本の目論見.デリバティブの作り方を伝授.
文化精神医学の贈物――台湾から日本へ
林 憲/46判214頁、本体1800円/ISBN4-87525-217-X
●土居健郎氏:著者は医学部に入学するまでは日本人として教育され、戦後は台湾で同国の精神医学界の中心に居て種々の国際的研究に携わった。本書は著者の日本精神医学界に対する贈物であり、問いかけである。読んですこぶる面白い。精神科医必読の書と言おう。
http://www.kaimeisha.com/